仕事で原稿を書くために、高齢化社会についての文献をいくつか漁ったんですが、正直言って上位10%くらいの人以外は老後詰んでると思いましたよ。思ってましたけど、再確認できたというか。本当に終わってる。
年金制度ができた1950年ころの寿命は60代中盤。60歳まで働いて数年間は余生を生きる。少人数の老人を続々と誕生する労働世代が支える。今では50年前に比べて寿命が20年伸びて、なかなか死なない。だけど死なないだけで、自立して生きられる健康寿命と生命との寿命の差は拡がるばかり。そしたら介護ですよね。しかも今後も平均寿命は伸び続けて100歳時代もくるそうですよ。現在の国家予算90兆円の半分以上は借金で、その借金分の8割くらいが社会保障に消える。今のままの社会保障制度(年金・医療・介護)だと、30年後には155兆円になるんですって。キングボンビー99年ついても無理な額。徳政令カードはもちろんない。今の老人が受けている社会保証の1割も、もっというと5%も3%も減らせないのが今の日本の政治なんですよ。だって若者少ないから票が入らない。老人たちは既得権益を守る。まあ自分が老人だったら、そりゃ守りますよね。語弊があるかも知れませんが、尖閣や竹島、オスプレイや原発なんかよりも、とっとと社会保障をぶっ壊して一から作りなおして欲しいんですよね。年配の方々が日本の土台を作ったのは重々承知してますが、もういいでしょう社会保障をかなり絞っても。「そしたら死んでしまうじゃろ!」という声があるでしょうが、このまま行ったらうちらの世代以下はそんなもんじゃないって話なわけで。だからお互い我慢しょましょうよって話です。だって将来間違い無く詰んでるんですもの。ヘタしたら衣食住&医療介護が著しく損なわれる。強者は生き残れて、弱者はさっさと淘汰されるっていう、まあいち生物としては自然に還ったなって感じですけど、そんなの嫌ですし。
いまこのディスプレイを見れてる皆さんは、払った額よりも年金・社会保障なんかの受益が1,000万くらい少なくなります。損するんですよ。払ってるぶんが戻ってこないんですよ。だがしかしbut、それでもまだ良い方で、これから産まれる世代やうちの子ども達なんかは、8,000万円以上マイナスになるんですって。このままだと。でも多分すぐは変わらないですよ。そうしたら僕もみんなも老害確定ですよ。私の老害力は53万ですよって話ですよ。個人的には自民党総裁選に落選してよかったと思ってる、石原伸晃が尊厳死について言及して、暗に無駄に長生きしないことを是とする発言をしたのは立派だと思いましたよ。延命せず、潔く、幸せに死んだほうが絶対いい。
日本人全体が、太く短い、けれども充実した人生を望むような死生観になればいいんだけど、1世代で変わるものじゃないし、長く生きながらえたいのは生命の本能&究極の欲求だと思うから多分無理。ってことは、もう自分と自分の家族は自分らで守るしか無いですよね。そうなるとお金ですよねって話です。
ねえ、どうします?
※文献を読んだ記憶から勢いで書いてるため、細かい部分で間違いあるかもしれないです。ただ大きくは違ってないと思います。

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