スーパーアートライフ

日常、買い物、ガジェット、アイドル、音楽、ASローマあたりのことを書く日記です。陸マイラー活動でハワイ旅行とか遠征してます。子2人の4人家族。

人間失格 - 太宰治

最近、本当にここ最近よく本を読むようになりました。雑誌を買ってた分が文庫、新書に変わった感じです。理由はコストパフォーマンスがいいからって事と、読んでみたら意外と苦痛じゃなかったって事かな。小中高大と一貫して本を読むことをしなかったので、何かと色々新鮮です。1ヶ月くらいで何冊か読んだ中で昨日読み終わった人間失格の感想を。

人間失格 (新潮文庫 (た-2-5))

人間失格 (新潮文庫 (た-2-5))

人間失格を手に取ったのは、平積みされてたからと安かったからと題名を知っていたからという単純な理由で深い事情があったわけではないですが、結構重要ですよね、平積みと有名って。多分しばらくはそんな感じで本を選びそう。
人間失格というタイトルを見て、大体の人が想像するとおりに僕も同じように堕落していく人間の姿を想像して読んで、それはもうそのままでした。現代だとリアルなニュースでも映画でも漫画でも色んな基地外の方が登場するので、正直基地外慣れてる(という表現も嫌なもんだけど)からどうかなと思っていたら、本当に廃人でまさしく人間失格で、そのモデルが太宰治自身だというのが、何というかもうすごい。嗚呼こいつは人間失格だと思った失格人間の書いた小説で、衝撃を受けるわけだから、「凄い人」と「クズ」は共存しうるんだなぁと思いました。ええ、何か頭悪い感想ですけど。
あとは一番衝撃を受けたのは、処女性が強いヨシちゃんが犯されている情景が、もうたまらなかった。自分も嫁がいるし、性格がヨシちゃんと似ている部分があるため、感情移入してさらに置き換えてしまうから、鼓動が早くなるのも分かったし自分ごとじゃないのに目も背けたかったけれど、ページを進める手は止まらない止まらない。そこからの転落っぷりが可哀想で、だからといって心底同情はできなくて何よりヨシちゃんが可哀想。本を読んだ後に何が残ったかといったら、ヨシちゃんと姿を重ねた分だけ早く家に帰りたかったという感情だったかな。そしてきちんと面白かった。